自律神経の不調になる原因

自律神経の疾患は、その人の姿勢が解剖学的に正しい姿勢になると改善されていく。

実際に当院の患者さんはそういう手順で回復されていっている。

自律神経失調症は副交感神経と交感神経のバランスが崩れる事や、

働きが悪くなることでおこることが多い。

副交感神経の司令塔の1つ延髄は、第一頸椎のすぐ上の脳にあり、

乳様突起という耳の下にある飛び出した骨の下から、神経を出して、首の横に沿って鎖骨の下を通って食道と一緒に下り

ながらそれぞれの内臓に神経を出していく。だから顔、首の向きや角度によって圧迫されて血流が悪くなりやすい。 次

に交感神経だが、星上神経節と言う交感神経がが鎖骨の上の奥にあり、鎖骨周りが凝っていると交感神経がこうふんしや

すくなる。

体自律神経症状になっている患者さんの特徴は、頸椎が前傾していて顎が出ている。

その姿勢で頭を支えるために常に頭の付け根のあたり、鎖骨の上がいつも硬くなっている。

顎を出してパソコンを覗き込んだり、スマホを見ている時間が

長いと自律神経の働きは狂ってくる。

何故、顎が出て、首が前傾しやすくなるかと言うと、骨盤の歪みが強く、正しい位置で骨盤をキープできないから。

本来の生理的湾曲のS字カーブをキープするためには、骨盤の下にある坐骨で上半身を支えなければならないが、

筋力不足の現代人は骨盤が後に傾いて歪んでしまっているので、首を前傾しないと体の姿勢を維持しにくい。

直接的には、首の負担で自律神経に負担がきてしまっているのだが、

なぜ首に負担がくるのかその原因を突き止めて解決すると症状が確実に改善していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、心臓から脳に行く血管は鎖骨の下を通って、高等骨の下を通って脳に登って流れる。呼吸に必要な横隔膜の神経も首にあり、鎖骨の下を通って横隔膜にいく。だから鎖骨の上に隙間がないと、血液も脳に行きづらく、呼吸も浅くなり、脳は酸欠になって自律神経は悪化してしまう。

 

城東治療院