熱中症と脳脊髄液

8月に熱中症になり、首が張って不快、頭の中がクラクラ、モヤモヤしてぼーっとする、フワフワとめまいがして吐き気もするなどの症状が出て

つらくなり、病院で血液検査・点滴を打ってもらったが翌日も改善しなかった。

心配になり脳外科や耳鼻科にも行ったが異常ないと言われ

どうして良いか困っているという30代の男の患者さんが来院されました。

 

この症状は明らかに熱中症が原因で脳脊髄液の流れが悪くなり、頭蓋骨が浮腫んで脳を圧迫してる時に起きるものです。

仙骨と後頭骨が微細にリズミカルに連動することによって、脳内で作られる脳脊髄液を全身に循環させているのですが、

この患者さんの後頭骨も仙骨も動きはとても弱くなっていました。

脳脊髄液の流れが悪くなるという事は、脳や脊髄神経など全身の神経に栄養が届かなくなります。、

ひどい症状の患者さんになると全身がだるいので起きてられず寝たきりになってしまったりします。

でも病院など検査では異常が出ないので、原因がわからずに不安になってますます症状が悪化したり、

もう一生治らないかもと悲観してしまったりする患者さんも沢山います。

 

この患者さんは良く話を聞くと、頭の重さや頭のモヤモヤは半年ぐらい前からたまにはあったそうです。

診察すると後頭骨、頚椎、上部胸椎の歪みがひどいので交通事故の経験を尋ねたら

交通事故はないが5年ぐらい前に仕事中20キロの棒が背中と首に落ちてくる事故にあったけど

何の症状も出なかったので気にして無かったそうです。

自分の生活の癖で歪むのではなくて外力が加わった歪み方をしており、硬膜の捻りや癒着も起こしていたので

余計に脳脊髄液の流れが悪くて熱中症にかかってしまったのかもしれない。

当院のクラニアルセラピーで脳脊髄液の循環を改善させると

首の張り、頭の重さ、モヤモヤ、吐き気、めまいなどの熱中症の症状もなくなり、元気一杯働けるようになったと喜んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

城東治療院