35歳 女性 会社員
1年前から左耳が痛くなり、耳鼻科で診てもらったら肩こりからと言われて血行が良くなる漢方を処方されたがちっとも変わらないし
最近は右耳まで痛くなってきたので心配になって当院を受診されました。
この患者さんは耳管狭窄症、耳管開放症のような自分の声が響いたり他人の声が響いたりする症状はなく、
時々ボワーっと耳の中が鳴る感じがするのと、疲れると両耳に耳鳴りがする症状と
以前から頭痛、肩こり、不整脈の症状は気になっているそうです。
いろいろな難聴・耳鳴り・耳管狭窄症、耳管解放症などの耳に症状のある人を診てきて共通点に気がつきました。
それは側頭骨が硬いことです。
側頭骨の骨が独自に持っている屈曲・伸展の動きもないし、
側頭骨に付いている筋肉や靭帯、側頭骨を包んでいる膜、皮膚も硬くぱんぱんに張ってしまっている。
これでは血管や神経が圧迫されて耳の中に充分に栄養が運ばれません。
結局は耳の機能低下や耳のトラブルは聴覚機能の組織に
血液・脳脊髄液・リンパ液などの栄養が行かなくなっている、
排出すべき毒素や体液が排出されずにうっ血していまっているからなのだと思います。
良くあるのが患者さんが
ストレスで無意識に歯ぎしりをしていたり、
無意識に首や肩に力を入れてしまっていたり、
無意識に呼吸が浅くなってしまっていたりすることです。
無意識だからあまり自覚がなく、歯ぎしりや、首に力を入れることや、呼吸が浅くなってしまっていることが耳を悪くしてしまっているとは
あまり考えません。
でも当院で
側頭骨の骨の独自の動きを活性化して、
上部頚椎や下部頚椎の歪みを整えて首・肩がゆるまり
脳疲労を取って呼吸を深くできるようになると
耳の症状は改善していきます。
その患者さんの持っている回復力や患者さんの置かれている環境によって
改善する速度は異なりますが変化していきます。
そんな時 人の持っている自然治癒力って素晴らしいなと心の底から感じます。
お電話ありがとうございます、
城東治療院でございます。